シャローウォーターダイビング

ウィングビーチ

私は、浅瀬が大好きです。中でもサイパンでは、「マリアナリゾ-トホテル」のプライベ-トビ-チが大好きです。最近はかなり荒れてきて、4年前の面影はわずかとなってしまいました。水深2メ-トル以下の浅瀬は明るいし、小魚たちのゆりかごになっていて楽しいところです。ツアー最終日の午前中は、時間が経つのも忘れ、背中が真っ黒に日に焼けるのも恐れず、よくスノ-ケリングしてました。マリアナのビ-チには、お気に入りのダスキ-アネモネフィッシュがいました。マリアナリゾ-トへ宿泊すると、いつも逢いに行っていました。水面からのぞき見て、息を吸い潜ってみること数秒・・・ そのまま“プカ~ッ”と浮いてしまい彼らに会うのはひと苦労。次に、ウエイトを借りて入ってみるのですが、やはり息は長くは続きません。いつかタンクを背負ってここに潜ってみたいなあと思っていました。

水深2メ-トル以下の浅瀬は明るいし、小魚たちのゆりかごになっていて楽しいところです。ツアー最終日の午前中は、時間が経つのも忘れ、背中が真っ黒に日に焼けるのも恐れず、よくスノ-ケリングしてました。マリアナのビ-チには、お気に入りのダスキ-アネモネフィッシュがいました。マリアナリゾ-トへ宿泊すると、いつも逢いに行っていました。水面からのぞき見て、息を吸い潜ってみること数秒・・・ そのまま“プカ~ッ”と浮いてしまい彼らに会うのはひと苦労。次に、ウエイトを借りて入ってみるのですが、やはり息は長くは続きません。いつかタンクを背負ってここに潜ってみたいなあと思っていました。

シ-ズンオフのウイングビ-チ

あれから数年後、かしらに「4リットルタンクでウイングビ-チを潜ってみないか」と言われたときには、すぐに興味を持ちました。しかも大好きなウイングビ-チ・・・ 期待は大きかったです。満潮から干潮に向けて潮が動いているときでした。すでに浅いところで水深は30cmぐらいしかなかったでしょう。お腹や腕や足をすりむきながらの水面移動でした。BCにエア-をいっぱい入れても腰にまいてるウエイトが重い(写真撮影のため通常よりも2キロ増やしていました)ので沈んでいたのです。魚たちのベビ-ブ-ムは、だいたい春から夏にかけてですが、それから大きくなった子ども達がここにはたくさんいます気になったのは、珊瑚の色。やっぱりサイパンも冬なのでしょう。夏に比べて海に色が足りなく感じられました。今度は、夏にもう一度ここに潜ってみたいと思いました。
こうやって丁寧に探せるのも、スキュ-バ-だからでしょう。時間を忘れて潜ってしまいました。ダイブ時間は、48分。残圧は50でした。

トガリエビスの赤ちゃんやタテジマキンチャクダイの渦巻くん、色々なチョウチョウオの赤ちゃんが枝珊瑚の間を行ったり来たりしています。ハリセンボンやミゾレフグもいました。なぜか、浅瀬ではフグをよく見かけます。あと、夜じゃないとなかなか見かけないオトヒメエビには、しょっちゅう逢えました。 まだまだ潜れる! お得な気分のダイビングでした。こんなダイビングだったら窒素も溜まらず、最終日に遊びに行くことが出来るかも!皆さんも、こんなダイビングはいかがですか?

ゴ-ルデンブル-ビ-チ

ダイビング最終日の午後には何をするか、いつもの夜の宴会(ただの酒飲み会)で作戦会議が開かれました。カヤックでオブジャンを潜ろう。いやいやオブジャンをまずはひたすら右へ左へ潜ってみよう。と、なんだかんだ話し合っていくうちに、お酒のせいで記憶もおぼろげですが、「ボ-イスカウトビ-チに自力で行ってみよう!」と言う話になりました。

オブジャンへの道の・・・・・ 翌日、向かうはオブジャンビ-チのト-チカ。みんなで海を見渡します。あそこがボ-イスカウトビ-チだ!今は満潮。オブジャンのエントリ-口は、南東の風で波立っているが、エントリ-はできそうか?出来ても出来なくても、とにかく行ってみよう!誰もここで「行かない」と言う者はいませんでした。ここは私道か?はたまた踏み固められた一般道なのか?車一台やっと通る道幅に、すぐそこまでジャングルが押し寄せてきているまっすぐな道。行けども行けども突き当たることなく、誰しも不安がよぎっていたに違いありません。しばらく行くと右へ行く道がありました。しかし前方の道はまだまだ続きます。もう少し行ってみよう。誰が言うともなく車はそこへは曲がらず、前へ前へと進むのでした。(実は、ここが「ボーイスカウトビーチ」へ行ける道だったんですけどね)また、しばらく行くと右へ曲がる道がありました。奥へ奥へと獣道が続きますここら辺がボ-イスカウトビ-チじゃないか?前へ進む道はまだまだ続いていますが、時刻は夕暮れにさしかかっていました。「ここを見にいきましょう」と、かしらとひょっとこさんは車を離れ、股旅とシャチョ-さんを残し調査に行ってしまいました。まだ日は高かったのですが、波の音と鳥の声、風で木々が擦れる音しかしません。

すぐそこまで迫ってきているジャングルに、薄気味悪さを感じずにはいられませんでした。出ていった2人が帰ってくるまで、話さずにはいられませんでした。それも、誰か怪しい人が「もしこの車を襲ってきたらどうするか?」と言うこと。まずはドアの鍵は閉めよう。もし拳銃を持っていたら、こうやって頭を下げて~なんて・・・とりあえず車で突っ走れば大丈夫だ。話せば話すほど気分は滅入るモノでした。「早く帰ってきてよ~」それからしばらくして2人が帰ってきました。「ここだ!ここだ!」2人の顔がすがすがしく見えましたが、こちらは、イヤ~な汗がどっと出ていました。それは、窓も閉め切っていたせいでもありますけどね。しかし、かしらは車に乗り込みます。「あの~もう少し行ってみませんか?ここは確かめとかないと・・・」決して義務ではありません(笑)ただ単に興味本位です。誰も反対する者はいませんでした。もと来た道へ戻り、さらにこのまっすぐ続く道を前進するのでした。すると間もなく突き当たりが見えてきました。これでもう行けないね。さあ、戻ってダイビングをしよう。いやいや、ここで諦めるかしらではありませんでした。「ちょっと見てきます。」波の音は、もう、すぐそこまで聞こえてきていました。ひょっとこさんと2人、また茂みへと消えていってしまいました。

ここは、さっきの処とは違い、やたらと空き缶が転がっています。ゴミ捨て場となっているのではなく、明らかに誰かがここで飲み捨てていったモノに違いありませんでした。ここへ誰かが何かをしに来ていることは確かとなったわけです。いつその人達は、やってくるのか?さらに不安が募るのでした。シャチョ-さんが、7分経ったとつぶやきました。しかし帰ってくる気配がありません。もう陽はだいぶ傾いてきていました。このまま暗くなったら・・・、ここには明るいうちじゃないと来ちゃダメだよ・・・ そんなことを話しているうちにひょっとこさんが帰ってきました。あれっ?かしらは? さらに奥へと調査に入ったとの答え・・・ダイビングはどうなるのか?ひょっとこさんから、ここから先がどうなっていたのか報告を聞き、このまま車にいるのも苦痛だったので、車の外へ出ることにしました。出た以上やはりその先を見に行かなければ。決して義務ではないのです(笑)。 そこには、踏み固められた細い道が続いていました。くねくね曲がるその道は、途中幾度も枝分かれしていましたが、波の音がする方向へと進みました。途中、ハトが木の間をバサバサと飛び立っていきます。「怖いよ~かしらはどこにいるんだよ~」そんなことをつぶやきながら進むと、急に前方が開けてきました。

海です!海です!海で~す!
ここは、ナフタン岬の先端でした。青々としたマリアナズブル-の海にそびえ立つ白い崖は、美しくもあり、猛々しくも見えました。また、ここから見る陸は、緑の木々に覆われ生き生きとして見えるのでした。
車に戻ると、かしらがいつの間にか戻ってきていました。どこから戻ったの?かしらは、ものすごいモノを見つけてきたそうです。

さあ、ダイビングに行こう!

股旅でした。(写真はひょっとこさんが撮影しました)
続きは次回、「ゴールデンブルービーチ編」ひょっとこさんがレポートします。
お楽しみに・・・

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